まず、
一般会計です。
歳入でございますが、
収入済額が283億5,154万6,286円、歳出は
支出済額が277億3,361万2,932円で、
形式収支であります
歳入歳出差引額は6億1,793万3,354円となります。
翌年度へ繰り越すべき財源として、1億694万9,643円がありますので、これを差し引きました令和3年度の
実質収支額は5億1,098万3,711円となります。
次に、
国民健康保険特別会計です。
歳入決算額は72億285万1,390円、
歳出決算額が70億9,994万4,124円で、
歳入歳出差引額は1億293万7,266円でございます。
次に、
介護保険特別会計です。
まず、保険
事業勘定でございますが、
歳入決算額は57億649万7,745円、
歳出決算額が55億9,094万9,192円で
歳入歳出差引額は1億1,554万8,553円でございます。このうち、1,291万8,000円につきましては、
基金積立てをしております。
続きまして、
介護サービス事業勘定でございます。
歳入決算額は2,262万3,113円、
歳出決算額も同額の2,262万3,113円ですので、
歳入歳出差引額はゼロ円でございます。
次に、
後期高齢者医療特別会計です。
歳入決算額は8億1,596万5,693円、
歳出決算額が8億483万3,693円で、
歳入歳出差引額は1,113万2,000円でございます。
最後に、
南新地土地区画整理事業特別会計です。
歳入決算額は10億5,586万5,204円、
歳出決算額が9億5,099万8,375円で
歳入歳出差引額は1億486万6,829円でございます。翌年度へ繰り越すべき財源として1億485万1,453円がありますので、これを差し引きました令和3年度の
実質収支額は1万5,376円でございます。
以上、
総括表により概略を御説明いたしましたが、
歳入歳出決算事項別明細書、
実質収支に関する調書、主要な施策の成果に関する
説明書、財産に関する調書など、
決算の
附属書類並びに
監査委員の
審査意見書を添付して提出しておりますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。
以上でございます。
14
:◯議長(
安田康則君)
◯議長(
安田康則君)
宮崎企業管理者。
〔
企業管理者宮崎隆生君登壇〕
15
:◯企業管理者(
宮崎隆生君)
◯企業管理者(
宮崎隆生君) 私のほうからは
企業局所管の議案2件について御説明いたします。
恐れ入りますが、
議案書の11
ページをお開き願います。
議第53
号令和3年度荒尾市水道
事業会計決算の認定及び
剰余金の処分についてでございます。
これは令和3年度荒尾市水道
事業会計決算について、
地方公営企業法に基づき議会の認定に付し、併せて
剰余金の処分について議会の議決を求めるものでございます。
内容につきましては、
議案資料で説明いたしますので、恐れ入りますが
議案資料の2
ページをお開き願います。
初めに、
収益的収入及び支出について説明いたします。こちらは
税抜き表記となっております。
まず、収入について説明いたします。
1、
営業収益では、
コロナ禍での
テレワーク等もございますが、
給水人口が減少し、
給水収益は昨年度より減少しています。2の
営業外収益では、他
会計補助金や
長期前受金戻入が減少となり、3、
特別利益におきましても昨年度のような一時的な
消費税の還付もございませんでしたことから減収となり、収入の合計は前年度比で4%減少の10億3,137万8,000円となりました。
次に、支出について説明いたします。
1、
営業費用では、
職員給与費において、他会計間の移動や
定期昇給により増加し、経費におきましても
委託料の包括その他や、包括以外でもあり
あけ浄水場の計画的な
修繕等で増加しましたことから昨年度より増額となっております。また、
老朽化施設の
計画的更新などにより、減価償却費や資産減耗費も増額となりました。2の営業外費用は、昨年度より減少し、3、特別損失では過年度分の還付が生じたため増額となり、支出の合計では前年度比で2.9%増加の10億482万6,000円となりました。
この結果、収支差引で純利益は2,655万2,000円となっております。
次に、資本的収入及び支出について説明いたします。恐れ入りますが、次の3
ページを御覧ください。こちらは税込み表記となっております。
先に支出から説明いたします。
1、建設改良費では、配水設備拡張費で
南新地土地区画整理事業内や荒尾鉄工団地内などへの給水の拡張や中央水源地の電気設備更新工事などにより増額となり、道路改良工事や下水道工事に伴う配水管工事の配水設備改良費は減少となっています。また、営業設備費では給水車や量水器を購入したことから増額となっております。
2の企業債償還金は、昨年度よりも増額となり、支出の合計は前年度より0.2%増額の8億9,450万9,000円となりました。その財源となる収入は1、企業債や下水道工事に伴う水道管移設補償費等の2、工事負担金、消火栓設置負担金の3、他会計負担金、一元化に伴う企業債元金償還分の4、
補助金でございます。この収入の合計は前年度比で28.1%減少し、4億9,838万円となっております。
この結果、収支差引では3億9,612万9,000円の財源不足が生じましたので、当年度分
消費税及び地方
消費税資本的収支調整額、過年度及び当年度分損益勘定留保資金、建設改良積立金にて全額補填いたしております。
3の
事業概要では、主な建設改良工事や業務量等を記載しておりますので、後ほど御参照をお願いいたします。
次に、利益
剰余金処分額(案)について説明いたしますので、恐れ入りますが、戻っていただきまして、2
ページの右下を御覧ください。
当年度未処分利益
剰余金の2億7,372万6,000円につきましては、9,884万3,000円を資本金に組み入れ、減債積立金、建設改良積立金へそれぞれ3,000万円積立て、残る1億1,488万3,000円を利益
剰余金として翌年度に繰り越す予定でございます。
水道
事業の説明は以上でございます。
続きまして、議第54
号令和3年度荒尾市下水道
事業会計決算の認定及び
剰余金の処分について御説明いたします。
恐れ入りますが、
議案書の13
ページをお開き願います。
水道
事業同様に議会の議決を求めるものでございます。内容につきましては、
議案資料で御説明いたしますので、恐れ入りますが
議案資料の4
ページをお開き願います。
初めに、
収益的収入及び支出について説明いたします。こちらは
税抜き表記となっております。
まず、収入について説明いたします。
1、
営業収益では、水道
事業同様に水需要の低下から下水道使用料は昨年度より減収となっております。他会計負担金は
一般会計から繰り入れの雨水施設修繕費が増額となっておりますので、昨年度より増収となりました。2の
営業外収益では、他
会計補助金が減収となり、3、
特別利益は過年度分の還付により増収となっております。
以上により収入の合計は前年度比で3.5%増加の13億9,375万9,000円となりました。
次に、支出について説明いたします。
1、
営業費用につきましては、
職員給与費では退職積立金が増加し、経費におきましても雨水施設修繕費や
委託料の労務単価見直しを行いましたことから増額となりました。また、計画的な改築更新工事も行っていますことから、減価償却費は増加しております。資産減耗費では、昨年度より固定資産除却費が減少したことから大幅な減少となりましたが、
営業費用といたしましては、昨年度に比べ増額となっております。
2の営業外費用では、支払利息は減少し、雨水関連修繕費が増加しましたことから雑支出は増加しております。
以上により、支出の合計は前年度比で9.2%増加の13億1,772万2,000円となりました。この結果、収支差引で純利益は7,603万7,000円となっております。
次に、資本的収入及び支出について説明いたします。
恐れ入りますが、次の5
ページを御覧ください。こちらは税込み表記となっております。
先に支出から御説明いたします。
1、建設改良費では、老朽化対策に伴う改築工事や
南新地土地区画整理事業内の下水道管渠布設工事などを行いました。支出の合計は前年度比で9.3%増加の10億8,639万2,000円となりました。その財源である収入につきましては、1、企業債、2、
補助金、5、受益者負担金で、収入の合計は前年度比で18.3%増加の6億1,530万1,000円となっております。
以上の結果、収支差引で4億7,109万1,000円の財源不足が生じましたので、当年度分
消費税及び地方
消費税資本的収支調整額や当年度分損益勘定留保資金、減債積立金、建設改良積立金で全額補填いたしております。3、
事業概要では、主な建設改良工事や業務量等を記載しておりますので、後ほど御参照をお願いいたします。
次に、利益
剰余金処分額(案)について説明いたしますので、恐れ入りますが、戻っていただきまして、4
ページの右下を御覧ください。
当年度未処分利益
剰余金の1億8,909万円につきましては、1億1,305万3,000円を資本金に組み入れ、減債積立金で5,000万円、建設改良積立金へ2,603万7,000円を積み立てまして、翌年度繰越利益
剰余金をゼロとする予定でございます。
企業局
上程議案の説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。
16
:◯議長(
安田康則君)
◯議長(
安田康則君) 大嶋病院
事業管理者。
〔病院
事業管理者大嶋壽海君登壇〕
17:◯病院
事業管理者(大嶋壽海君) ◯病院
事業管理者(大嶋壽海君) 議員の皆様には日頃から当院に対し多大なる御理解、御支援を賜りまして誠にありがとうございます。この場を借りまして厚く御礼申し上げます。
さて、今回、
市民病院所管の議案といたしましては、令和3年度
決算の認定について、令和4年度荒尾市病院
事業会計
補正予算(第1号)について、荒尾
市民病院使用料及び手数料条例の一部改正についての3件を提案させていただきました。
当院の経営状況につきましては、市民の皆様や議員の皆様から温かい御助言をいただきながら、また、荒尾市からの多大な御支援もいただき、経営努力を重ねてまいりました。
また、令和3年度は前年度に引き続き、新型コロナウイルス
感染拡大の影響を大きく受けました。当院としては、この感染症等地域中核病院としての救急医療、各種拠点病院の両立という難しい局面が続きましたが、新型コロナ関連の
補助金もあり、純利益としては単年度黒字
決算を維持することができました。
また、この黒字
決算により、令和3年度末で累積欠損金を解消することができました。当院といたしましては、感染症指定医療機関としての新型コロナウイルス対策はもちろんのこと、将来を見据えた病院スタッフについての強化を図ってまいりました。
令和3年度については、医師は常勤医として小児科、消化器内科各1名の採用、また、研修医は基幹型臨床研修病院として12名、協力型6名を受け入れることができました。
さらに、令和5年10月の
市民病院、荒尾市立有明医療センターの開院に向け、建設工事及び移転計画を綿密に進め、高度医療への取組や医療の質の向上を前提とした経営基盤の強化に努め、いい病院づくりに邁進したいと考えております。
以上のことによって、令和4年度も引き続き黒字
決算を維持するとともに、新病院への移転をスムーズ、かつ確実に実行するため、現在、職員一丸となって取り組んでおります。
今後も議員の皆様の御理解、御支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
なお、議案の詳細につきましては、
市民病院事務部長により説明させますので、よろしく御審議いただきますようお願いいたします。
18
:◯議長(
安田康則君)
◯議長(
安田康則君) 上田
市民病院事務部長。
〔
市民病院事務部長上田雅敏君登壇〕
19:◯
市民病院事務部長(上田雅敏君) ◯
市民病院事務部長(上田雅敏君) それでは、
市民病院所管の議案3件について御説明をいたします。
議案書の15
ページをお開きください。
議第55
号令和3年度荒尾市病院
事業会計決算の認定についてでございます。
提案理由といたしましては、令和3年度荒尾市病院
事業会計決算を
地方公営企業法第30条第4項の規定により
監査委員の意見を付けて議会の認定に付するというものでございます。
内容につきましては、
議案資料により御説明をいたしますので、
議案資料の6
ページをお開きください。
結論から申しますと、資料6
ページ、下から6行目、差引の欄にありますとおり、
市民病院決算の差引収支は5億8,893万8,000円の黒字となりました。
令和3年度
決算につきましては、昨年度に引き続き
新型コロナウイルス感染症の確保病床と
補助金の影響により、医業損益では赤字でございますが、純損益は黒字という結果になっております。
それでは、6
ページの1、
収益的収入及び支出について御説明をいたします。
収入は1の医業収益が61億3,245万6,000円となり、前年度に比べ1億2,341万7,000円の増収となりました。内訳は(1)入院収益39億5,034万9,000円、これは前年度に比べ1億1,171万7,000円の減収であります。(2)外来収益、こちらは16億9,384万1,000円と前年度に比べ1億2,321万5,000円の増収となりました。また、(3)その他医業収益は前年度に比べ1億1,191万9,000円増の4億8,826万6,000円となっております。入院収益の減少については、2度の院内クラスターが大きく影響し、外来収益の増収については、新型コロナウイルス感染患者への電話診療などの増加がその要因と考えております。また、その他医業収益の増収はPCR検査の行政依頼などの急増が要因であると考えております。
次に、2の医業外収益は13億5,066万3,000円と対前年度比1億5,665万9,000円の減少となっております。内訳といたしまして(3)国県
補助金が9億4,535万1,000円で、主なものは新型コロナ関連の
補助金で
新型コロナウイルス感染症患者等入院病床確保
事業補助金、帰国者接触者外来等設備整備
事業補助金などとなっております。
また、3の
特別利益は102万円となり、昨年度に比べ大きく減少しておりますが、これは昨年度には感染症対応従事者慰労金分の交付がなされたことによるものです。
以上により、総収入は前年度比1億5,558万3,000円減の74億8,413万9,000円となりました。
では、続きまして支出について御説明をいたします。
1、医業費用の(1)給与費については40億578万6,000円で前年度に比べ1,434万5,000円増加いたしております。(2)の材料費については13億6,924万3,000円と前年度比7,321万5,000円の増加となっております。これはPCR検査の行政依頼等の急増に伴う試薬の増加によるものとなります。(3)経費につきましては、9億2,879万3,000円と前年度比1,184万9,000円の増加となっております。
なお、2の医業外費用につきましては3億333万5,000円と前年度比で1,014万9,000円の増加となっており、3の特別損失では昨年度支給の感染症対応従事者慰労金がなくなった影響で416万2,000円となっております。
以上により、総支出が68億9,520万1,000円となり、前年度に比べ、2,057万3,000円増加いたしました。この結果、冒頭で御説明したとおり、令和3年度の収入支出の差引は5億8,893万8,000円の純利益となりました。この結果、昨年度末6,306万5,000円ありました累積欠損金を解消することができました。
次の
ページです。2、資本的収入及び支出について御説明をいたします。
議案資料の7
ページを御覧ください。下段の資本的支出については、1、建設改良費16億5,782万4,000円、2、企業債償還金2億4,345万6,000円、3、医学生奨学資金貸付金2,160万円、4、看護学生奨学資金貸付金840万円の合計19億3,128万円となります。上段の資本的収入では、企業債15億5,990万円、
補助金8,570万6,000円です。この
補助金のうち、6,592万7,000円が新型コロナウイルス関連
補助金であり、これらに奨学資金貸付金
返還金170万円を合計すると、資本的収入合計で16億4,730万6,000円となります。
なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額2億8,397万4,000円は、当年度分
消費税及び地方
消費税資本的収支調整額3,737万4,000円及び当年度分損益勘定留保資金2億3,177万9,000円で補填し、なお不足する額1,482万1,000円は一時借入金で処置いたしております。
なお、8
ページにございます3、診療科別患者数調につきましては、各診療科の外来、入院の患者数をお示ししております。後ほど御参照いただきますようよろしくお願いいたします。
次に、議第58
号荒尾市民病院使用料及び手数料条例の一部改正について御説明いたします。
議案書の25
ページをお開きください。
提案理由といたしましては、令和4年度診療報酬改定に伴い、選定療養費について所要の改正を行いたいからです。
内容につきましては、
議案資料により御説明いたしますので、
議案資料の18
ページをお開きください。
荒尾
市民病院使用料及び手数料条例の一部を改正する条例
新旧対照表でございます。
表左側が現行の状況、右側が改正後となります。
第4条第1項第3号アの初診に係る選定療養費を7,700円に、同じく同号イの再診に係る選定療養費を3,300円に改めるものです。
なお、附則といたしまして、この条例は、令和4年10月1日から施行いたします。
次に、議第63
号令和4年度荒尾市病院
事業会計
補正予算(第1号)の
債務負担行為の追加について御説明を差し上げます。
議案書の143
ページをお開き願います。
追加する
債務負担行為は、1点目は医事業務
委託料令和5年度分2,471万7,000円です。こちらは令和5年4月から9月までの新病院移転前の現病院分での業務
委託料となります。
2点目は中央材料室滅菌業務
委託料になります。こちらは令和5年度分から令和7年度分3,960万円です。こちらは新病院開院後の滅菌業務の業務
委託料となります。